「会員相互の連携強化」と「周辺技術分野との融合促進」を通じターボ機械研究の進展とその産業応用に貢献する

一般社団法人 ターボ機械協会について
 第51期 会長挨拶 (法人化後 第14期)会長就任挨拶
第51期会長 宮川和芳 早稲田大学教授
第51期会長 宮川 和芳
早稲田大学 教授

 この度、ターボ機械協会の第51期の会長を仰せつかりました。ターボ機械の専門家集団として技術の向上、研究者・技術者の育成と交流に多くの成果と実績を挙げてきた本協会の会長を務めさせていただくことは大変光栄なことでありますが、その責任の重さを痛感しているところであります。
 本協会は、研究の活発化と技術の向上そして、産官学の交流と連携を図ることを目的に昭和48(1973)年7月に創立され、本年、創立50周年を迎えます。50年間支えてきていただいた特別会員、個人会員の皆様には感謝を申し上げますとともに、今後の協会の発展にもご協力をいただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。この50周年の記念式典・祝賀会を、9月22日貊に早稲田大学国際会議場において開催致しますが、現在多くの実行委員のご尽力により準備が進んでいます。50周年の区切りに、多くのターボ機械の技術および当協会の組織の歴史や変遷を纏めていただいており、また、式典でもそのいくつかのご紹介をさせていただく予定です。19日には記念見学会、20日は分科会行事、21日には記念講演会を実施いたしますので、皆様には、ぜひご予定、ご参集いただきたくお願い申し上げます。
 第51期は、前期までの活動に引き続き、分科会活動などの支援に加え、会誌やセミナーでの新技術や開発動向紹介などの充実、国際会議の開催や規格制定等での国内外の学協会との連携を図って参ります。また、喫緊の課題である気候変動問題への対応、エネルギー需給構造が抱える課題の克服には、高性能・高信頼性ターボ機械の開発、社会実装を行う必要があり、会員の皆様の活動支援を分科会活動を中心に行っていきます。産学の密接な活動を実施している本協会ならではの基礎から応用までの成果を目指します。本協会の課題である会員拡大と若手研究者の育成は、上述の活動の充実と役に立つタイムリーな情報の発信、新しい研究、技術のニーズ、シーズの発掘により対応していきたいと思います。

 本協会を第51期も充実、発展させるため、今期の理事・役員、委員会・分科会および会員の皆様には、ご協力・ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。