2024年度(第15期)事業計画
【事業活動の目標】
1973年に創立されたターボ機械協会(以下、本協会)は法人化後15年目(通算第52期)を迎えます。本会は調査・研究活動(分科会活動)、出版事業、集会事業、啓蒙・啓発事業、表彰事業、及び会員サービス事業を主な活動内容としています。これらの事業を支えているのは、個人会員および特別会員の皆様ですが、2024年3月末時点での正会員数は841名で、前年度末と比較して58名減、特別会員の数は145社で、前年度末と比較して2社減となっています。個人会員数が1,500人を超えていた2007年度と比較すると650名あまり個人会員数が減少していることになります。この傾向を反転させ、協会の活動をより活発化するための議論を、イノベーション推進委員会、理事会などで行い、また、一昨年度新たに設立した若手委員会で検討頂きました。第15期は、引続きこれらの議論を踏まえた諸改革を実行すると共に、事業活動が個人会員、特別会員各位、及び社会にとって真に役立ち、引いては会員の増加と活動の拡大に繋がるための運営となることを最大の課題と認識し、以下の事業活動を実施したいと考えています。
【実施する事業の内容】
(1)調査・研究事業(委員会・分科会活動)
現在、17の分科会が設置されています。分科会活動は、大学・高専・研究機関の研究者、メーカー、ユーザーの設計者・技術者等にとって、通常の講演会やセミナーでは得ることができない情報を取得したり、将来的に有望な技術の適用可能性を調査するためのワーキング活動を実施する場です。このような分科会活動は、8割の個人会員が企業の会員であり、また、145社を超える企業会員(特別会員)を擁している本会だからこそ実施可能な活動であり、本会の最大の特徴のある事業と言えます。大学・高専・研究機関が持つシーズを発掘し、企業が持つ潜在ニーズとのマッチングを図ることを通じて、ターボ機械の性能・信頼性向上を実現するだけでなく、製品イノベーションに繋がる活動を展開していけるように、分科会活動のPRや脱炭素社会の実現など社会的課題に取り組む分科会の新設などを実施していきます。また、分科会活動の成果を基にした、雑誌ターボ機械の特集企画や総会講演会・地方講演会、国際会議の企画などを通して、本会の専門家集団としての力を国内外にアピールしていきたいと考えております。
(2)出版事業
雑誌「ターボ機械」52巻第4号(2024年4月号発行)から53巻第3号(2025年3月発行予定)の12冊を編集・発行します。分科会活動により得られた成果やタイムリーな話題に関しても、「ターボ機械」などに特集を組んでいきたいと考えています。また、ターボ機械に関する技術論文も広く掲載し、製品技術のみならず要素技術・研究の紹介も充実させます.引き続き,ターボ機械分野の関連書籍の発行も予定しています。
(3)集会事業(総会講演会・地方講演会の開催)
新型コロナウイルス感染症への対応が2類相当から5類に変更され、コロナ禍への対応として実施したオンラインやハイブリッドの集会事業の形態は、徐々に対面の集会事業に戻ってきました。例年、実施してきた講演会などは、会員相互の交流を深め、親睦を図るための最大の集会事業であることから、オンサイトとオンラインの併用として実施していきます。ハイブリッド開催のノウハウもたまっておりますので、今期事業の開催方法については国内外の状況を注視し、適切な開催方法を選択していきたいと思います。集会事業についても、皆さまの積極的な参加並びにご協力をよろしくお願い致します。
(4)啓蒙・啓発事業(講習会・セミナー、交流会等の開催)
オンサイトとオンライン配信システムの利点を最大限に活用し、計画的にセミナー、継続教育プログラム(CPD)初級講座などの啓蒙・啓発事業を実施して行きます。アフターヌーンセミナーについても、これまでの総括を踏まえた工夫を行い、定着させて行きたいと考えます。尚、若手技術者を中心として親睦を深めることも重要な目的としているフレッシュマンセミナー、語ろう会、若手技術者教育については,特に対面での交流が重要ですので,従来通りにオンサイトの開催で実施したいと考えます。
セミナーの開催は本会の事業収益源として重要であり、受講者の声を反映した利便性の向上と受講生拡大につながるような開催内容・方法を継続的に検討して行きたいと考えます。また、啓蒙・啓発活動を円滑に実施するために、学生会員の有志の方々に活動頂きたいと考え、今年度の予算計画に活動費を含めております。
サービス活動強化の一つとしてホームページを活用した技術相談窓口を充実したいと考え、予算化をしております。特に、ベテランの方々にご協力頂きたいと考えます。
(5)表彰事業
ターボ機械に関する技術の発展を奨励することを目的として、優秀な論文および技術にターボ機械協会賞(論文賞・技術賞)を贈賞します。また、流体工学および流体機械の研究奨励を目的とし、小宮研究助成金(40歳未満)および畠山研究助成金(40歳以上)を贈呈します。また、本会の活動で活躍した若手会員を報奨するために、「若手功労表彰 小宮功労賞」の第6回目の贈賞を予定しています。さらに表彰事業の拡充について継続して検討していきます。
(6)会員サービス事業、他
会員増強は本会の喫緊の課題です。5年前より、会員増強ワーキンググループを設置し、会員減少の要因を分析するとともに、会員増加に効果があると思われる具体策を検討し、既に施策の実施を始めております。また、若手委員会からは、会費、情報提供サービス、ネットワーキングサービス、PR活動などに関する数々の具体的提言を頂きました。会員各層の声をお聞きしながら、施策の検討を続けると共に、理事会・委員会を通して迅速に実施していきたいと考えております。また、広報小委員会を中心に取り組んできました協会のホームページに、セミナー資料などニーズの高い情報を加えるなどのコンテンツの充実、整備を継続し、また、会費の振り込みや各種イベントの通知が可能なシステムの導入により会員サービスの強化を行って行きたいと考えますので、関係者の皆様の一層のご協力をよろしくお願い致します。
1973年に創立されたターボ機械協会(以下、本協会)は法人化後15年目(通算第52期)を迎えます。本会は調査・研究活動(分科会活動)、出版事業、集会事業、啓蒙・啓発事業、表彰事業、及び会員サービス事業を主な活動内容としています。これらの事業を支えているのは、個人会員および特別会員の皆様ですが、2024年3月末時点での正会員数は841名で、前年度末と比較して58名減、特別会員の数は145社で、前年度末と比較して2社減となっています。個人会員数が1,500人を超えていた2007年度と比較すると650名あまり個人会員数が減少していることになります。この傾向を反転させ、協会の活動をより活発化するための議論を、イノベーション推進委員会、理事会などで行い、また、一昨年度新たに設立した若手委員会で検討頂きました。第15期は、引続きこれらの議論を踏まえた諸改革を実行すると共に、事業活動が個人会員、特別会員各位、及び社会にとって真に役立ち、引いては会員の増加と活動の拡大に繋がるための運営となることを最大の課題と認識し、以下の事業活動を実施したいと考えています。
【実施する事業の内容】
(1)調査・研究事業(委員会・分科会活動)
現在、17の分科会が設置されています。分科会活動は、大学・高専・研究機関の研究者、メーカー、ユーザーの設計者・技術者等にとって、通常の講演会やセミナーでは得ることができない情報を取得したり、将来的に有望な技術の適用可能性を調査するためのワーキング活動を実施する場です。このような分科会活動は、8割の個人会員が企業の会員であり、また、145社を超える企業会員(特別会員)を擁している本会だからこそ実施可能な活動であり、本会の最大の特徴のある事業と言えます。大学・高専・研究機関が持つシーズを発掘し、企業が持つ潜在ニーズとのマッチングを図ることを通じて、ターボ機械の性能・信頼性向上を実現するだけでなく、製品イノベーションに繋がる活動を展開していけるように、分科会活動のPRや脱炭素社会の実現など社会的課題に取り組む分科会の新設などを実施していきます。また、分科会活動の成果を基にした、雑誌ターボ機械の特集企画や総会講演会・地方講演会、国際会議の企画などを通して、本会の専門家集団としての力を国内外にアピールしていきたいと考えております。
(2)出版事業
雑誌「ターボ機械」52巻第4号(2024年4月号発行)から53巻第3号(2025年3月発行予定)の12冊を編集・発行します。分科会活動により得られた成果やタイムリーな話題に関しても、「ターボ機械」などに特集を組んでいきたいと考えています。また、ターボ機械に関する技術論文も広く掲載し、製品技術のみならず要素技術・研究の紹介も充実させます.引き続き,ターボ機械分野の関連書籍の発行も予定しています。
(3)集会事業(総会講演会・地方講演会の開催)
新型コロナウイルス感染症への対応が2類相当から5類に変更され、コロナ禍への対応として実施したオンラインやハイブリッドの集会事業の形態は、徐々に対面の集会事業に戻ってきました。例年、実施してきた講演会などは、会員相互の交流を深め、親睦を図るための最大の集会事業であることから、オンサイトとオンラインの併用として実施していきます。ハイブリッド開催のノウハウもたまっておりますので、今期事業の開催方法については国内外の状況を注視し、適切な開催方法を選択していきたいと思います。集会事業についても、皆さまの積極的な参加並びにご協力をよろしくお願い致します。
(4)啓蒙・啓発事業(講習会・セミナー、交流会等の開催)
オンサイトとオンライン配信システムの利点を最大限に活用し、計画的にセミナー、継続教育プログラム(CPD)初級講座などの啓蒙・啓発事業を実施して行きます。アフターヌーンセミナーについても、これまでの総括を踏まえた工夫を行い、定着させて行きたいと考えます。尚、若手技術者を中心として親睦を深めることも重要な目的としているフレッシュマンセミナー、語ろう会、若手技術者教育については,特に対面での交流が重要ですので,従来通りにオンサイトの開催で実施したいと考えます。
セミナーの開催は本会の事業収益源として重要であり、受講者の声を反映した利便性の向上と受講生拡大につながるような開催内容・方法を継続的に検討して行きたいと考えます。また、啓蒙・啓発活動を円滑に実施するために、学生会員の有志の方々に活動頂きたいと考え、今年度の予算計画に活動費を含めております。
サービス活動強化の一つとしてホームページを活用した技術相談窓口を充実したいと考え、予算化をしております。特に、ベテランの方々にご協力頂きたいと考えます。
(5)表彰事業
ターボ機械に関する技術の発展を奨励することを目的として、優秀な論文および技術にターボ機械協会賞(論文賞・技術賞)を贈賞します。また、流体工学および流体機械の研究奨励を目的とし、小宮研究助成金(40歳未満)および畠山研究助成金(40歳以上)を贈呈します。また、本会の活動で活躍した若手会員を報奨するために、「若手功労表彰 小宮功労賞」の第6回目の贈賞を予定しています。さらに表彰事業の拡充について継続して検討していきます。
(6)会員サービス事業、他
会員増強は本会の喫緊の課題です。5年前より、会員増強ワーキンググループを設置し、会員減少の要因を分析するとともに、会員増加に効果があると思われる具体策を検討し、既に施策の実施を始めております。また、若手委員会からは、会費、情報提供サービス、ネットワーキングサービス、PR活動などに関する数々の具体的提言を頂きました。会員各層の声をお聞きしながら、施策の検討を続けると共に、理事会・委員会を通して迅速に実施していきたいと考えております。また、広報小委員会を中心に取り組んできました協会のホームページに、セミナー資料などニーズの高い情報を加えるなどのコンテンツの充実、整備を継続し、また、会費の振り込みや各種イベントの通知が可能なシステムの導入により会員サービスの強化を行って行きたいと考えますので、関係者の皆様の一層のご協力をよろしくお願い致します。