ターボ機械協会 第29回講習会

「ポンプのキャビテーション損傷の予測と評価」

 今世紀に入り、エネルギー・地球環境の観点からポンプの性能をはじめ、その信頼性の向上が強く求められています。なかでも、キャビテーション損傷の問題は、ポンプの信頼性を損なう代表的なものであります。この重要性に鑑み、1986年に「ポンプのキャビテーション損傷研究分科会」が設置され、現在に至るまで、ポンプのキャビテーション損傷の予測とその防止について調査・研究を行っています。この成果に基づき、20031月には、ターボ機械協会の第1号指針としてTSJG001「ポンプのキャビテーション損傷の予測と評価」を制定・発行いたしました。

 ターボ機械協会では、現在第一線で活躍されている研究者、技術者の方々から“ポンプのキャビテーション損傷”に関する現状と今後の課題を分かり易く解説し、あわせて、ターボ機械協会指針を理解して頂く目的で、下記の講習会を企画しました。会員のみならず関係各位の多数の参加をお願いします。

協賛:(社)日本機械学会、(社)火力原子力発電技術協会、(社)腐食防食協会、

(社)化学工学会(予定)

日時2003328日(金)9:301730

会場:機械振興会館 6階 6-66会議室(東京都港区芝公園3-5-8 TEL03-3434-8216

参加費:会員35,000円 非会員40,000円 学生10,000(テキスト代込み)

[プログラム]

日 時

題 目

内  容

講 師

3

28

()

9:30~10:30

最近のキャビテーション研究の動向

最近のキャビテーション研究の動向、特に、CFDによりどこまでキャビテーション現象が把握できるかについて解説する。

東北大学

流体科学研究所

井小萩 利明

10:3011:30

ポンプのキャビテーション性能のCFDによる予測

均質媒体モデルや気泡モデルを用いた汎用乱流解析コードによるポンプのキャビテーション性能の予測について解説する。

()日立インダストリイズ

岡村 共由

11:3012:30

昼 食

 

12:3013:30

ポンプのキャビテーションと損傷事例

ポンプに発生するキャビテーションと典型的な損傷事例を紹介し、損傷の発生位置とその機構について解説する。

()荏原製作所

斉藤 純夫

13:3015:00

ポンプのキャビテーション損傷の予測と評価

キャビテーション研究分科会で提案した予測式を含め、世の中に提案されている実験的あるいはCFDを用いた予測法と損傷量を評価する場合の留意点について解説する。

()電業社機械製作所

浦西 和夫

15:1016:20

ポンプのキャビテーション損傷防止上の留意点

キャビテーションを考慮した計画・設計・運用する際に留意すべき事項について解説する。

三菱重工業()

前田 学

16:2017:30

材料の選定とキャビテーション損傷試験法

材料の耐キャビテーション損傷性を考慮した選定方法とこれの試験法について解説する。

石川島播磨重工業()

川崎 聡

定員:90名(定員になり次第締め切ります。)

申込方法:E-mailまたはFAXか郵送にて、(1)参加者氏名、(2)連絡先住所/電話番号、(3)社名(学校名)/所属、

(4)会員/非会員の別、(5)29回講習会「ポンプのキャビテーション損傷の予測と評価」を明記の上、お申し込み下さい。折り返し参加証とご請求書をお送りします。参加費は、現金書留又は銀行振込にてお支払い下さい。(振込先:みずほ銀行 駒込支店 普通預金932599 ターボ機械協会)

申込先:〒113-0021 東京都文京区本駒込6-3-26 日本工業出版ビル

    ターボ機械協会セミナー受付係

    (TEL:03-3944-8002, FAX:03-3944-6826, E-mail:turbo-so@pop01.odn.ne.jp